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1月16日環境省申入れ

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いわきの未来をつくる市民の会他 3団体で、石原伸晃環境大臣に対し、申入れを行ってきました。

いわき市内から電車・バス・自家用車を乗り合わせて行ってきました。
鮫川村や塙町、北茨城市等からも駆けつけ、全員で24人でした。


加えて、今回の申入れの調整をしてくださった、いわき市議会の創世会、佐藤和良市議、福嶋あずさ市議も来てくださいました。




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申入れは中央合同庁舎第5号館の25階にある会議室で13:05過ぎから始まりました。

最初に、いわきの未来をつくる市民の会 高橋より、要望書及び、直筆署名690筆・インターネット署名587筆・賛同コメント99筆・いわき市在住のお母さんたちの切実な声を合わせて提出しました。

【要望書】
http://kaupili.info/iwaki-mirai/docs/env_ag.pdf



環境省廃棄物処理チーム 高澤企画官が受け取りました。

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その後、高橋より、要望事項の読み上げと、要望理由の説明を行い、高澤企画官より、今回の焼却炉建設についての大まかな経緯説明がありました。

※左から
廃棄物処理チーム 高澤企画官
廃棄物処理チーム原田課長補佐
廃棄物処理チーム高橋主査


住民説明会については

・各自治体から要請があれば検討する
・いわき市とは協議中である

との回答でした。


また、工事中止については

・焼却炉は責任をもって安全に管理・維持していく
・鮫川村に早く焼却して減容化したいと求められており、すぐ工事中止というのは村の理解を得られない
・現時点で工事中止ということは考えていない、安全なものをつくる


という回答でした。


13:20頃から質疑応答に入り、要望団体の代表者から順次質問し、その後、参加者から質問しました。




・いわき市から申入れ(2012.12.21)あったと思うがどうなっているか
→協議中。焼却前に説明会ということで相談。

・同様の焼却炉で事故があったと聞いたが?
→東京消防庁に確認したが、事故事実は認められなかった

・万一の時はどう対応するのか?
→対応できるようにする


…工事ありき、安全ありきの回答ばかり。


安全と言われても根拠がない。
検証するためのデータを出してほしい。


との意見に、みんな拍手。


原発は国策で行ってきたもの。
放射性廃棄物はその後始末の問題で、それを国でなく、地方自治体に押し付けるのはおかしい。


に賛同の大拍手。


すでに13:40頃。
13:30きっかりに終わってほしいとの環境省の言葉が頭をよぎり、質問がある方の挙手を促すと、その前に、
と北茨城の方が立ち上がりました。


みんな今日、仕事を休んだり、子どもを置いたりしてここに来ている。
30分しか時間を取らないということ自体、間違っている。
全く誠実じゃない。



本当にその通りなので、みんな拍手。

未来をつくる会メンバーからも
2時までやろう!と声が上がり、

即座に高澤企画官が、2時までやりましょうと。


ここから流れが変わりました。
参加されたみなさんは、緊張よりも疑問・不安を率直に訴え、想いをぶつけました。


・鮫川村の焼却炉建設地の地権者に知り合いがいるが、鮫川村で焼却炉に賛成してるのは、村長と地権者2人だけ。

地権者の中で「村のためだから」と言われ、訳もわからずハンコを押した人もいる。それでもやるのか?


・自治体の境である青生野地区につくるのはなぜか
(当初、塙町よりにつくる計画が、大反対にあってやめたと聞いた)


・国の方針に従うとばかり言うが、
あなた方は環境のプロではないのか?
あなた方がデータ等もとに国に意見しなくてどうするのか


次から次へと参加者それぞれが、それぞれに発言し、熱気が充満していました。


住民合意がない・順序がおかしい・工事を止めてから説明会が筋……

話が繰り返しになったところで、佐藤市議が「10日以内に文書回答、月内に住民説明会ということでよろしいですね?」とまとめてくださり、以下が約束されました。


1/28までに、要望書について文書回答する(安全性を検証するデータ付で)



また、環境省担当者から下記の発言がありました。

・試運転含め、焼却は2月から
(鮫川村住民説明会配布資料では、1月末から試運転始め焼却開始)

・いわき市民への住民説明会は焼却前までに開催で協議中


・焼却炉から1キロのところは影響がある旨の発言

・県内の他の場所でも、内々に同様の焼却炉建設が検討されている旨の発言



申入れが終了したとき、時刻は14:25頃でした。



事前に参加者名簿を2回にわたり提出させられたり、

「申入れは10人まで、マスコミ・ビデオ撮影はNG、時間厳守で13:00〜13:30まで。開始時間が遅れても13:30終了。」と言われたり。



環境省という組織は、とても規制が厳しく誠実さのないように感じていました。


しかし、平日にもかかわらず20人以上で参加し、参加されたみなさんの勇気ある発言、熱い想いが、1時間半に及ぶ申入れと早期の文書回答(通常は30日程かかります)を実現させたのだと思います。


本当にみなさんの力です。
それぞれが素晴らしかったです。


どう考えても筋が通らない話なのに、工事は止まりません。


けれど、私たちはこれを大きな一歩として訴えていきます。

みなさん、本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願い致します。

by iwaki_make_future | 2013-01-18 08:15
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いわきの未来をつくるのはひとりひとりの市民。その活動の記録。


by iwaki_make_future
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